SUN都上田 太陽のまち
上田城築城から400年余、そして、次の400年の上田の歴史をつくるために、わたしたちは、「持続可能なまちづくり」をはじめます。
「つよくてしなやかなまち」は変化に強いまち。子どももお年寄りも障害者も安心して歩いて楽しめる、生活できるまち。
冬には暖かくて、夏には涼しい、パッシブで高性能な建物が並ぶまち。
太陽や水の無償のエネルギーを活かして、必要なエネルギーを得るまち。
余ったエネルギーをシェアするまち。公共交通をシェアするまち。
そして、賑やかなまちなか、実り豊かな農山村が共存するまちを実現します。
上田市で活躍する様々な職業の人たちと一緒に、上田ビジョン研究会を立ち上げて活動しています。
人口減少、産業構造の変化、気候変動という課題を解決し、
「賑やかな街なか と 実り豊かな農山村」を目指します。
エネルギー・コミュニケーション・社会インフラの視点を導入します。
特に公共交通まちづくり、と、リノベーションまちづくりを大事にしています。
社会インフラのあり方は、快適な都市空間と地域の自然と調和した農村風景、森林財産をつくります。適切な人口規模・人口密度を維持することで、商業も発達し、公共交通も維持することができます。上田リバース会議などのセミナーやワークショップを通して、地域デザインの大切さを伝えています。
持続可能なまちづくりで、魅力あるまちと、実り豊かな農村、そして美しい自然を次世代に引き継ぎます。
デンマークの自然エネルギー100%シナリオ。太陽光や風力から発電したエネルギーを熱や運輸のエネルギーにも利用していく姿を見てください。また、木質バイオマスのエネルギーは発電に使うのではなくて、(1)産業用の工場利用(燃焼による高い熱)などで使い、さらにその排熱を地域熱供給パイプを通じて、建物の暖房や冷房(沸騰以下の「低熱」)に使っています。また、(2)ガスにしてガスパイプを通じて利用しています。発電にも暖房利用(低熱)にも第一に使うものではないのです。
デンマークのシナリオに学びながら、では、上田などの東信地域でどんなことを行えるのか、イラスト付きで絵にしてみました。ここでも、太陽光がとても重要なものとなっています。しかし、それだけでは足りないので、上手にエネルギー消費を減らす、自動車に完全に依存しないまちづくりや、建物の大幅な断熱省エネ化を行います。
地域全体は、(1)自然の豊かなところ、(2)実り豊かな農山村の地域(住宅と混在しないことでより良い農業ができます)、そして、(3)集住することによってできる「賑やかな街なか」に、区分けすることで多様な地域の特色を活かせるまちづくりにつなげられます。移動距離の短さで、交通やライフラインが整理され、エネルギー消費を下げることもできます。