上田市民エネルギーも参加をしている野辺山営農ソーラーの落成式を行いました。
野辺山営農ソーラーは、南牧村にある八ヶ岳が見守る標高1400m に位置する営農型ソーラーです。一説によると、世界一標高の高いソーラーシェアリングです。
野辺山営農ソーラーは、上田市民エネルギーや地元農家の宮下農場とアグレス、そして生活クラブ生協や環境エネルギー政策研究所とともに、2018年に設立されました。ビニールハウスの上に一定間隔で太陽光パネルを設置する 「営農型太陽光発電」(ソーラーシェアリング)です。発電容量は1.6MW(1,600kW)です。
耕作放棄地を利用して、2022年11 月 に発電を始め、ホウレンソウや花卉の栽培を発電機下で行います。
地域のご当地電力・生協・専門団体が協力し、野辺山で地域に根ざした「ご当地エネルギー」を目指す
1. 農地再生と営農経営の安定化・持続化ができる
- 野辺山の若い世代が中心となり、営農型ソーラーによって3ヘクタールの耕 作放棄地の再生、圃場とハウスの整備、営農経営の安定化を目指します。
- ⻑野県を含む生活クラブ生協のネットワークで、農と食と環境とエネルギーとの広域での協力関係を確立します。
2. 野辺山から⻑野県・国・世界の目指す方向を先取りできる
- 環境エネルギーで日本のトップを走る⻑野県の中でも最も注目される先進的な取り組みの一つとなります。
- 進取の伝統のある野辺山で、再び県や国、そして世界が目指す方向を先取りします。
3. 農業・観光に加え、「環境」を地域の軸にできる
- しっかりとした営農をしている営農型ソーラーは、視察や研修に訪れる人が多く、⻑野県における環境ツーリズムの目的地を目指します。
- 併設されている別荘を活用した環境学習など、野辺山区や村役場との連携した地域貢献を行います。