【12月8日】シンポジウム【持続可能な上田をつくるために】「農村から未来を考える。 農村と地方都市の新しい連携」

シンポジウム【持続可能な上田をつくるために】
ソーラーシェアリングサミット2019 in 上田

講演会とパネルディスカッション
「農村から未来を考える。
農村と地方都市の新しい連携」

開催時期:2019年12月8日(日)14:00〜17:00 (13:30 開場)
場所:信州大学繊維学部 講義棟 11番講義室
(上田市常田3丁目15-1)
(同日 10:00〜12:00 上田電鉄別所線 舞田駅よりソーラーシェアリング実地見学)

持続可能な農村をどう創っていくか?
〜農・食・文化・教育・環境、そしてエネルギー〜
農林村はそもそも多種多様の生業を持っていました。

多様な可能性と能力のある農村地域。
消費地であり、様々な情報や機会のある中心市街地

農村地域と中心市街地との新しい連携によって、
地方の最大の価値「農村と自然」の魅力を最大限アピール。
また、現在使われていない農村の多様な資源を最大限活用。

・地元の棚田と地酒の連携
・農村の魅力をブランド化して農業体験や農家宿泊
・地場産の農産物をコラボさせた食堂やマルシェ
・多品種高付加価値な農業の開発
・農地のバイオや太陽・水力の利用
 などなど

専門家と実践者が経験と知恵を共有し、新しい未来を考えます。

参加費:無料
要予約:https://forms.gle/XaZwFrsdrwgxwcKK9

●基調講演(60分予定)
石田信隆氏(農林中金総合研究所客員研究員。一橋大学経済学研究科客員教授。
(共著書『「地方創生」はこれでよいのか ―JAが地域再生に果たす役割―』『農家が消える』『輝く農山村』『ドイツに学ぶ 地域からのエネルギー転換』ほか多数。)

(質疑・休憩)

●パネル・ディスカッション   (1時間45分予定)
石田信隆氏(基調講演者)
吉村武洋氏(長野大学環境ツーリズム学部准教授)著作「ルーラル・アメニティ保全のための費用負担 ―白米千枚田・姨捨棚田を事例に」ほか。
岡崎謙一氏(岡崎酒造・上田)農村(中山間地)と地方都市との連携:上田市に残る美しい稲倉棚田でできた酒米を用い、上田まちなかにある酒蔵「岡崎酒造」で伝統の地酒造りを行っている。
宮野雄介氏(アグロノーム農園・東御市)原種に近い野菜を育て、種を自分で採種して栽培。有機肥料低農薬。都市住民の体験農業も。東御ヴィラデスト出身。
合原亮一氏(合原有機農園・上田)有機農法の省力化などに取り組む。営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)実践者。ITや自然エネルギー事業など多様な生業に従事。

「賑やかな街なかと実り多い農村、豊かな自然」
そんな地域を目指して

たとえば、上田では稲倉棚田の地域ぐるみの保全活動、
それをブランディングして都会の人も参加して楽しみ交流する。
できた酒米を今度は上田市街地の伝統酒屋の岡崎酒造が特別な地酒に仕上げる。
取り組みを映像にして地域の価値をさらに高める、そんな実践があります。

また、地元の信用金庫の融資と共に小水力発電を立ち上げたり、廃棄物バイオの熱・堆肥利用や営農型の太陽光発電など、農村の固有のエネルギーを地場経済の支えにしようという活動も全国で多く起こっています。

こんな「農村地域」の良さと、「都市」の持つ情報発信力や加工技術が連携していく例を、専門家や実践家から話題提供いただき、持続可能な上田の農村と街なかの姿を探りませんか?

基調講演には、長い間、農林中金総合研究所で日本の農業政策をリードしてきた石田信隆先生を迎えます。
パネリストには地元で新しい農業の形を目指し活躍している方々や、自然景観保全型の農村についての研究者をお呼びして、
日本各地、そして世界各地、農村と地方都市の連携から未来を考えます。

主催:NECO(一般社団法人自然エネルギー共同設置推進機構)
後援:自然エネルギー信州ネット
協力:信州大学高橋伸英研究室、株式会社ガリレオ、NPO法人上田市民エネルギー

このイベントは2019年度の独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて開催されます。

イベントチラシはこちらよりダウンロードしてください。

〜農・食・文化・教育・環境、そしてエネルギー〜
農林村はそもそも多種多様の生業を持っていました。
高度成長期に工場や公共工事、小売・リゾートなどの兼業先が生まれましたが、
現在、グローバル化と人口変化、財政負担増加で岐路に立っています。

希望はあります。人々は新たな「農村的価値」を求め始めたからです。
農村は単なる食物生産現場から、「農村的価値」を提供できる「多様性」の場となってきました。
たとえば、美味しくて安全な食、豊かな自然環境でのリクリエーション、農村文化を楽しんだり体験したり、木材の多段階利用、災害対策、医療福祉、自然エネルギー資源などです。

また、地方都市には農村地域とコラボする様々な力があります。
豊かな食需要、金融・デザイン・IT・ブランディングなどのサービス、食品加工施設、兼業農家の就職先、学校などです。

農村と地方都市との新しい連携で、全国・世界市場にアピールしていきましょう。

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